パリ五輪の男子バスケットボールにおいて、最大のハイライトとなったのが7月31日のフランス戦です。224cmの怪物ビクター・ウェンバンヤマを擁する開催国に対し、日本代表は驚異的な戦術遂行力で互角以上の戦いを演じました。
八村塁パリ五輪出場はチームに絶対的な得点力とリバウンドの安定感をもたらし、退場処分となるまでに24得点を記録。そして、世界を驚愕させたのが河村勇輝日本代表ポイントガードの躍動でした。果敢なペネトレイトと高確率の3ポイントシュートで29得点、7リバウンド、6アシストを叩き出し、FIBA公式も「オリンピック史に残るパフォーマンス」と激賞しました。
試合後の記者会見でトム・ホーバスヘッドコーチは「私たちは勝つためにここへ来た。選手たちは日本のバスケットボールが世界に通じることを証明した」と悔しさを滲ませながら語りました。第4クォーター残り10秒、4点リードの局面でコールされた微妙なファウル判定(マシュー・ストラーゼルの4点プレー)は、SNSや国際メディアでも激しい議論を呼びましたが、同時に「日本が世界のトップランクをあと一歩まで追い詰めた事実」を世界中に知らしめる契機となりました。