北海道の心霊ファンの間で定期的に話題に上る「札幌の花魁淵」。ネット掲示板やオカルト配信などで取り沙汰されるものの、地図上に公的な地名として「花魁淵」が明記されているわけではありません。
調査を進めると、このスポットが指し示す場所には主に2つの有力な説が存在することが分かります。1つ目は、南区の豊平川上流や定山渓・八剣山周辺に位置する険しい渓谷の淀み(淵)。2つ目は、かつて薄野遊郭の境界として遊女たちの逃亡を防ぎ、時に身投げの場となったとされる鴨々川(創成川の上流支流)沿いの特定地点です。
とりわけオカルトファンの間で「最恐スポット」として指定されるのは南区の山間部であり、切り立った崖と深い水底が昼間でも薄暗い陰影を作り出しています。現地は深い原生林に囲まれ、人工の明かりが一切届かない異様な静寂が支配するロケーションです。