棚下不動の滝の現在と崩落の真相!裏見の滝の通行止め状況を徹底取材

棚下不動の滝の現在と崩落の真相!裏見の滝の通行止め状況を徹底取材

棚下不動の滝の現在と崩落の真相!裏見の滝の通行止め状況を徹底取材にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

裏側に回れなくなったとはいえ、棚下不動の滝の観光と見どころが色褪せたわけではありません。この地が持つ本来の魅力は、荒々しい赤城火山の地層と水流が織りなす圧倒的な自然造形美にあります。

主瀑である「雄滝(おだき)」は、直立する黒褐色の断崖から一筋の白い軌跡を描いて一気に滝壺へと落下する、落差約37メートルの直瀑です。断崖を構成するのは、数十万年前の赤城火山の噴火によって堆積した安山岩質の凝灰角礫岩(ぎょうかいかくれきがん)と溶岩層。岩肌には見事な柱状節理が刻まれ、自然の荒々しさを今に伝えています。滝から巻き上がる冷涼な水飛沫と轟音は、観瀑台からでも全身に伝わるほどの迫力に満ちています。

雄滝のすぐ下流側、木々の間を滑るように流れるのが「雌滝(めだき)」です。勇壮に垂直落下する雄滝に対し、雌滝は岩肌を優美に撫でるように流れる分岐瀑であり、対照的な風情を見せてくれます。水量が豊富な新緑や初夏、紅葉の時期には、この雄滝と雌滝が織りなす景観のコントラストが極まります。

さらに見逃せないのが、巨岩の窪みに祀られた「棚下不動尊 奥の院」の存在です。古くから修験道の霊場として信仰を集め、切り立った巨壁を背負うように建てられた堂宇は、人里離れた秘境ならではの神聖な空気を醸し出しています。安全な観瀑地点から岩壁と堂宇を見上げるだけでも、山岳信仰の厳しさと自然への畏敬の念を肌で感じ取ることができます。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。