皮膚科で処方されるプロペトとは?白色ワセリンとの違いや正しい塗り方

皮膚科で処方されるプロペトとは?白色ワセリンとの違いや正しい塗り方

皮膚科で処方されるプロペトとは?白色ワセリンとの違いや正しい塗り方について押さえておきたい 理由を厳選して解説いたします。

プロペトのポテンシャルを最大限に引き出すためには、肌の状態や塗布する部位に応じた正しいテクニックを習得することが不可欠です。

1. 赤ちゃんの顔・口周り・目の周りの塗り方

赤ちゃんの皮膚の厚さは大人の約半分しかなく、バリア機能が未熟です。塗る際は以下のステップを遵守してください。

  • 清潔な手で適量を取る:親の手をきれいに洗い、米粒大(顔全体なら小豆大)のプロペトを手のひらに取ります。
  • 体温で温めて緩める:手のひらを軽くすり合わせ、体温で軟膏を柔らかくオイル状に伸ばします。
  • 押し当てるように塗布する:ゴシゴシと擦り込まず、肌に手のひらを優しくポンポンと押し当てる「ハンドプレス」で薄く均一になじませます。
  • 目の周りの注意点:プロペトは目に入っても重篤な害はありませんが、油分で視界がかすむ原因になります。目のキワぎりぎりは避け、骨の縁に沿って薄く伸ばすのが鉄則です。
  • 唇のリップケア:荒れた唇には、縦ジワに沿って指先で優しくトントンと置くように塗布します。ラップを数分間当てる「プロペトラップパック」も乾燥や皮むけの修復に有効です。

2. ヒルドイド(ヘパリン類似物質)との併用順番

皮膚科でヒルドイドとプロペトが同時に処方された場合、塗布の順番を間違えると保湿効果が半減してしまいます。

【鉄則の塗布順序】:ヒルドイド(水分補給) ➔ プロペト(油膜でフタ)

ヒルドイドは角質層に浸透して水分を抱え込む「ヒューメクタント(保水剤)」であり、プロペトは水分の蒸発を防ぐ「エモリエント(閉塞剤)」です。先に油分であるプロペトを塗ってしまうと、油膜がバリアとなって後から塗るヒルドイドの浸透を阻害してしまいます。必ずヒルドイドを塗って肌がしっとり落ち着いた直後に、プロペトを薄く重ねてください。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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