温泉街を訪れたなら絶対に外せないのが、せいろから湯気を上げる蒸したて温泉まんじゅうの食べ歩きです。全国有数の温泉地には、それぞれ独自の個性を誇る名店がしのぎを削っています。
湯畑を中心とする群馬県の草津温泉では、二色あんが特徴の「本家ちちや」や、しっとりとした薄皮とつぶあんのバランスが絶妙な「松むら饅頭」が定番として親しまれています。湯畑周辺の湯気立つ通りで手渡される温かいまんじゅうは、散策のお供に最適です。
首都圏からのアクセスも抜群な神奈川県の箱根温泉では、箱根湯本駅前の商店街に名店が集結しています。昔ながらの製法を守り続ける「丸嶋本店」の温泉まんじゅうや、和菓子菜の花が手がける沖縄波照間産黒糖を使った「箱根のお月さま」など、上質な素材の風味が際立つ逸品が揃います。
海沿いのリゾートとして賑わう静岡県の熱海温泉では、大正時代から続く「延命堂」が元祖温泉まんじゅうの味を継承し、熱海駅前平和通り商店街にある「阿部商店」では、店頭で蒸し上げられる熱々のまんじゅうを片手に散策を楽しむ観光客が後を絶ちません。手土産用としてはもちろん、その場ですぐに味わう感動は格別です。