圧巻、その一言に尽きる。代表曲「I BELIEVE」や「I'm proud」を現代のアコースティックアレンジで歌い上げる近年のライブツアーは、全国各地でソールドアウトを連発している。客席を見渡せば、当時の熱狂を知る世代だけでなく、SNSやストリーミング経由で彼女の歌声に出会った20代の姿も珍しくない。
ピッチ補正や自動生成ヴォーカルが主流となった現代の音楽シーンにおいて、彼女の生歌が放つエネルギーは異彩を放つ。音符をきれいに辿るのではない。感情の昂ぶりをそのまま声に乗せ、高音域へと突き抜けるパフォーマンス。一度聴けば耳から離れない声量の凄みは、彼女が今なお現役のトップシンガーであることを雄弁に物語っている。