平均身長が世界一低い国はどこ?遺伝と栄養が明かす格差の真実

平均身長が世界一低い国はどこ?遺伝と栄養が明かす格差の真実

平均身長が世界一低い国はどこ?遺伝と栄養が明かす格差の真実の詳細について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

人間の体躯を決定づける要因について、自然人類学と発育発達学の分野では長年活発な議論が交わされてきた。個人の身長差における約8割は遺伝的素因に左右されるとされる。だが、集団全体の「平均値」の国家間格差となると、話はまったく別だ。

発育発達学の研究が実証しているのは、十分な栄養と衛生環境が整えば、どの民族集団であっても世代交代とともに平均身長が顕著に伸びるという事実だ。例えば、高タンパクな食事環境へ移行した移民の2世や3世は、出身国の平均を大きく上回る体格へと変化する。つまり、国ごとの身長差を生み出している最大の要因は、遺伝的限界ではなく、そのポテンシャルを発揮させない劣悪な生育環境にある。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。