平口洋氏の政治家としての原点を語る上で欠かせないのが、その卓越した学歴と旧建設省出身というバックボーンです。広島県江田島市(旧安芸郡江田島町)に生まれた平口氏は、県内屈指の名門校である私立修道中学校・修道高等学校を経て、東京大学法学部第2類(公法コース)を卒業しました。
大学卒業後の1972年、当時の建設省(現・国土交通省)に入省。都市局、住宅局、建設経済局などを歴任し、国土計画や都市開発の法制度設計に深く携わりました。建設省大臣官房審議官などの要職を務め、官僚機構の中枢で高度な政策立案能力を磨いたことが、その後の政治生命における最大の武器となります。
2005年の第44回衆議院議員総選挙(いわゆる郵政解散選挙)において、自由民主党公認で広島2区から初当選を果たし、政界へ転身。官僚出身者ならではの法令解釈力と予算編成の裏側を知り尽くした実務手腕は、当選直後から党内や国会審議において重宝されることとなりました。