平滝夜叉丸の魅力を網羅する上で、アニメの象徴的なエピソードと2.5次元舞台の金字塔である『忍ミュ』の功績を抜きにして語ることはできません。
アニメシリーズにおける必見回としては、初登場時の鮮烈なインパクトを残したエピソード群はもちろんのこと、戦棍の本格的な技術指導や実戦が描かれる「四年生の頂上決戦」系の段、さらには体育委員会の後輩たちと合同任務に挑むエピソードが挙げられます。普段の長口上によるコメディパートから、敵が乱入した瞬間に鋭い眼光へと切り替わるアニメーション作画のギャップは、多くのファンを虜にしてきました。
また、2010年代初頭から続く『ミュージカル「忍たま乱太郎」』において、滝夜叉丸は舞台上のキラーキャラクターとして重要な役割を担っています。歴代のキャスト陣が再現してきたのは、単なるビジュアルの再現度にとどまりません。舞台上を縦横無尽に駆け巡るダイナミックな戦棍アクションと、客席をも巻き込む圧巻のソロ歌唱パートは、忍ミュにおける名物演出の一つとして定着しました。
2.5次元の生身の身体表現を通じることで、「戦棍という重厚な武具を華麗に操る難易度の高さ」と「周囲を圧倒するカリスマ性」が立体的に可視化され、キャラクターの人気を不動のものに押し上げました。