平野選手の肉体を語る上で外せないのが、研ぎ澄まされた筋肉量と徹底した体脂肪管理です。推定される体脂肪率は5%〜8%前後と、プロアスリートの中でも極めて絞り込まれた数値をキープしています。
単に筋肥大を目指すのではなく、自重を精密にコントロールするための「機能的な筋肉」が全身に張り巡らされています。特に際立っているのが以下の部位です。
・強靭な脊柱起立筋と腹斜筋群:空中での軸ブレをミリ単位で修正するインナーマッスル。
・柔軟かつ粘り強い下半身:氷の壁に着地する際の強烈なインパクトを吸収する大腿四頭筋とヒラメ筋。
・肩甲骨周りの連動性:スケートボードの複雑なボードコントロールによって強化された上半身の柔軟性。
東京五輪でスケートボード・パーク種目に出場した経験は、彼のフィジカルを別次元へと押し上げました。雪上とは異なる硬いコンクリートの上で培ったバランス感覚と体幹の強度が、スノーボード復帰後の圧倒的な安定感へと直結しています。