2010年、東海エリア発のエンターテインメント集団として産声を上げた「BOYS AND MEN」。運営を手がけるフォーチュンエンターテイメントのプロジェクト初期、そこに当時中学生だった平野紫耀の姿があった。東海地区を拠点とするいわゆる「ご当地アイドル」の枠組みでありながら、集められた少年たちの熱量は凄まじかった。
名古屋・栄の広場やオアシス21。まだ専用劇場もなかった時代、平野は手作りのチラシを自ら配り、道行く人々に声をかけ続けた。当時からダンススキルは群を抜いており、アクロバットを軽々と決める少年としてファンの間では既に注目の的だった。何の後ろ盾もないストリートから観客を振り向かせる――その過酷な現場で培われた嗅覚が、後の彼の強靭な足腰を作った。