グランプリ受賞後、彼女は女性ファッション誌の最高峰であった『JJ』の専属モデルに抜擢されます。1990年代初頭の『JJ』といえば、コンサバブーム全盛期。その中で平子理沙が放っていたのは、単なるお嬢様スタイルに留まらない、LA帰りの風を感じさせる抜け感と圧倒的なドール感でした。
昔の写真や当時の表紙カットを振り返ると、彫りの深い顔立ちを生かしたヘルシーなメイクと、華やかな巻き髪スタイルが目を引きます。その後は『ViVi』などのカバーも飾り、同世代の女性たちにとって憧れのミューズへと駆け上がりました。
「ハーフのような彫りの深さと、少女のようなあどけなさが同居する唯一無二のビジュアル」は、当時のモデル界でも群を抜いており、20代モデル時代に確立したファッションセンスとメイク表現は、後の「大人ギャル」「アラフォー・大人可愛いブーム」の礎となったのです。