ヘアカラーのトレンドが原色系の鮮やかさから「肌なじみの良いくすみ感」へと完全にシフトした現在、グレーが持つ特有のクールな透明感と、ピンクがもたらす華やかな温かみを両立させたピンクグレーは、世代を問わず定番の地位を確立しています。ホットペッパービューティー等の検索ボリューム推移を見ても、「ピンクグレージュ」「ピンクアッシュ」を冠したキーワードの関心度は依然として高水準を維持しています。
都内有名サロンで年間2,000人以上のカラーを担当するトップカラーリストは、現場のリアルな傾向を次のように明かします。
「従来のピンクは『可愛らしすぎて職場に合わない』『褪色時に嫌な赤みが残る』と敬遠されがちでした。一方、アッシュグレー単体だと肌色によって顔色が悪く沈んでしまう。ピンクグレーは、グレーのベールでピンクの彩度を巧みに抑え込むため、オフィスでも浮かない上品なツヤと、肌のトーンアップ効果を同時に得られる点が画期的なのです」
単なるファッション性の追求にとどまらず、「顔色を明るく見せる補正効果」を求めてオーダーする20代〜30代の働く女性が急増している実態が、現場のカルテデータからも裏付けられています。