一度は固く結ばれたかに思えた二人の絆だったが、現実の壁は想像以上に高く、そして分厚かった。事故後の活動自粛期間を経て、役者としての復帰を模索する伊藤。一方で、女優やタレントとして着実にキャリアを重ね、自らの立ち位置を確立していく山本。二人の間に生じた微妙な熱量のズレや、将来に対する価値観の乖離は次第に無視できない me 大きさとなっていった。
復縁報道と破局報道が交錯する迷走期を経て、最終的に二人は別々の道を歩むことを決意する。それは共倒れを防ぎ、互いが一人前の表現者として立つための、苦痛を伴う「大人の決断」だった。愛し合っていたからこそ、これ以上お互いの足を引っ張り合わないための潔い撤退でもあった。