『崖の上のポニョ』が放つ「怖さ」や「不気味さ」は、作品の欠陥ではなく、宮崎駿監督が意図して描き切った大自然の本質です。自然は人間に恵みをもたらす母であると同時に、理不尽に命を奪い去る脅威でもあります。
津波の恐怖や水没世界の異様な美しさは、私たちが普段忘れている「生と死の隣り合わせのリアル」を鋭く突きつけてきます。単なるファンタジーの枠を飛び越え、観る者の無意識を揺さぶり続ける本作の真の意図を理解したとき、画面に広がる海の青さはより一層深く、鮮烈な輝きを放ち始めるはずです。 (出典: ポニョ 怖い 津波(Yahoo!ニュース))