政権の中枢である内閣官房の周辺では、日夜、政策の優先順位や官僚機構との調整が進められている。官邸のスタッフや関係省庁からの出向組がどのようなテーマに注力しているかを分析すれば、現政権の描く未来像と、それに続く政権構想の輪郭が浮き彫りになる。
首相官邸公式ウェブサイトで随時発表される閣議決定や総理の記者会見発言を注意深く検証すると、表立った政局の喧噪とは裏腹に、着実に次代へと引き継がれるべき重要国家課題が整理されていることがわかる。危機管理や経済安保の司令塔としての機能を誰がどのように引き継ぐのか、官僚機構側の警戒と期待も高まっている。