忍術学園の魅力は、主人公たち「一年は組」のドタバタ劇だけにとどまらない。むしろ、十代後半の思春期真っ只中にある四年生、五年生、六年生といった上級生たちの存在こそが、近年の爆発的な人気を牽引している。
六年生は、実戦経験も豊富な「プロ一歩手前」の精鋭たちだ。会計委員会や図書委員会など、委員会活動を通じて下級生を面倒見る彼らの姿には、頼もしさと同時に、どこか危うさも同居する。戦国乱世という時代設定上、卒業後は敵味方に分かれて殺し合う可能性すら孕んでいるからだ。この「平穏な学園生活と、隣り合わせの死」というギャップが、多くの同人作家や考察ファンの創作意欲を刺激してやまない。