結論から言えば、噂通り同校には指定の制服が存在しない。生徒は標準服(儀式用の制服)を所有しつつも、日常の登校スタイルは私服が基本だ。Tシャツやジーンズで気軽に講義を受ける生徒もいれば、お気に入りの私服コーディネートを楽しむ生徒、あえて他校風の標準服スタイルを選ぶ生徒まで様々。個性の尊重が日常の光景として根付いている。
髪型やヘアカラー、メイクに関しても特段の厳しい禁止規定は設けられていない。金髪や茶髪に染める生徒や、パーマ、ピアスを楽しむ生徒も一定数存在する。しかし、単なる「無法地帯」かというと決してそうではない。行事や式典、あるいは部活動の大会など、時と場所(TPO)に応じた分別を生徒自らが判断する空気が共有されている点こそが最大の特徴だ。
校風を支えるのは、学校側が生徒を1人の大人として信頼するスタンスである。ルールで縛り付けるのではなく、自己責任のもとで行動させる。だからこそ、羽目を外しすぎた際には自浄作用が働くという独自の文化が育まれてきた。