プロ野球の試合前日、各メディアや公式サイトで発表されるのがプロ野球の予告先発です。パ・リーグでは1994年から、セ・リーグでは2012年から本格導入され、現在ではペナントレース全試合で前日に翌日の先発投手が公表されます。
この予告先発制度は、ファンにとって「プロ野球の今日の先発投手は誰か」を事前に把握して球場へ足を運ぶ大きな動機づけになるだけでなく、相手ベンチとの高度な情報戦の引き金にもなっています。予告先発が発表された瞬間から、相手球団のスコアラーや首脳陣は、対戦投手の球種割合、コース別の被打率、左右打者との相性データを徹底的に分析し、翌日のスタメン打順を組み替えます。
近年では、裏をかく奇襲戦術(オープナーやショートスターターの起用)や、左打者を並べるプラトーン・システムへの対抗策など、予告先発を起点とした駆け引きがプロ野球観戦の奥深さを倍増させています。