テーマパーク・エンターテインメント産業におけるゲストの消費行動は、ここ数年で大きな変容を遂げた。記憶に新しい東京ディズニーリゾート40周年アニバーサリーの熱狂を経て、パーク内で身につける記念グッズの価値は単なるお土産から「自分らしさを表現するキーアイテム」へとシフト。定番のミッキーマウスの耳をあしらったデザインから季節限定の華やかなモデルまで、来場者が所有するコレクションの数は増加の一途をたどっている。
この変化に伴い、単なるヘアアクセサリーとして作られていたヘッドバンド類を「いかに美しく持ち運び、いかに安全に保護するか」という課題が浮き彫りになった。東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドをはじめ、各メーカーが提案する公式ホルダーやサードパーティ製の固定ギアが爆発的に売れている背景には、ファンの大切な思い出を傷つけたくないという強い愛着が存在する。