阿木燿子の才能は作詞の世界にとどまりませんでした。その卓越した美貌と豊かな表現力を買われ、1980年代以降は女優としても本格的に活動を開始します。
映画監督・五社英雄に見出され出演した『四季・奈津子』(1980年)や、渡辺淳一原作の映画『化身』(1986年)などでは、大胆かつ妖艶な演技を披露。第10回日本アカデミー賞助演女優賞を受賞するなど、映画界でも高い評価を獲得しました。
さらにエッセイストや小説家としても多数の著作を世に送り出し、近年ではフラメンコと近松門左衛門の世界を融合させた舞台『Ay 曽根崎心中』のプロデュース・作詞を手掛けるなど、総合芸術の旗手として挑戦を続けています。