気持ち悪い時の体勢は右か左か?胃の構造から導く即効リカバリー術

気持ち悪い時の体勢は右か左か?胃の構造から導く即効リカバリー術

気持ち悪い時の体勢は右か左か?胃の構造から導く即効リカバリー術についての疑問解決ガイドをご紹介します。

左向きの姿勢を確保した上で、吐き気のシグナルを脳から遮断するために直ちに実践したいのが、東洋医学と神経解剖学の双方で有効性が認められている「内関(ないかん)」のツボ刺激です。

内関は、手のひら側の手首のシワの中央から、肘に向かって指3本分(人差し指・中指・薬指の幅)進んだ位置にあります。2本の太い腱(橈側手根屈筋腱と長掌筋腱)のちょうど溝に位置しており、手首の正中神経に近接しています。このツボは自律神経の乱れと吐き気の悪循環を遮断する特効穴として知られており、WHO(世界保健機関)でもその有効性が認定されています。

内関の刺激法は以下の手順で行います:

  • 反対側の親指の腹を内関に当て、残りの指で手首の甲側をしっかり支える。
  • 「少しズーンと響く程度の強さ」で、息を細く長く吐きながら5秒間ゆっくりと垂直に押し込む。
  • 息を吸いながら力を緩め、これを左右それぞれ2〜3分程度リズミカルに繰り返す。

吐き気が生じている生体内では、強いストレスや嘔吐中枢の興奮によって交感神経が極度に緊張し、胃の蠕動運動が痙攣状態に陥っています。この交感神経の暴走を鎮めるには、腹部を締め付けている衣服(ズボンのベルト、スカートのホック、ブラジャー、ネクタイなど)をすべて即座に外すことが欠かせません。腹圧をゼロに近づけた状態で、鼻から吸って口から細く長く吐く「4秒吸って8秒吐く」ロングブレスを左側臥位で行うと、横隔膜が大きく上下動し、副交感神経が優位へと切り替わります。

同時に、冷たい濡れタオルや保冷剤を首の後ろ(延髄付近)や額に当てると、中枢性の熱感とパニック的な嘔吐感を急速にクールダウンさせる効果が期待できます。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。