【奇跡の確率】オッドアイ黒猫が白猫より圧倒的に珍しい理由と噂の真相

【奇跡の確率】オッドアイ黒猫が白猫より圧倒的に珍しい理由と噂の真相

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オッドアイ(左右の虹彩の色が異なる現象)を持つ猫といえば、一般的には真っ白な被毛の猫を思い浮かべる方が多いはずです。実際、白猫におけるオッドアイの発生率は約15%〜25%とも言われており、珍しくはあっても決して遭遇不可能な確率ではありません。しかし、これが全身真っ黒な猫となると話は完全に別次元です。

生物学的な統計データにおいて、黒猫にオッドアイが発現する確率は0.001%未満(数万頭から数十万頭に1頭レベル)とされています。この極端な差を生み出している最大の要因は、被毛と瞳の色を決定づけるメラニン色素の沈着プロセスにあります。

そもそも猫の瞳に青色が現れるのは、虹彩にメラニン色素がほとんど存在しないためです。白猫の場合、メラニン色素の生成を抑制する「優性白遺伝子(W遺伝子)」や「白色斑遺伝子(S遺伝子)」が強く働くことで、片方の目だけに色素が行き届かず、青い瞳とゴールドやグリーンの瞳が左右に分かれて定着します。ところが黒猫は、全身にメラニン色素を行き渡らせる遺伝子の働きが極めて強力です。体毛の毛根すべてを黒く染め上げるほどメラニンが充満している胎児期に、奇跡的に片方の虹彩にだけメラニン色素が届かないという現象は、遺伝的プログラムから見れば極めて例外的なバグや偶然の積み重なりによってしか起こり得ません。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。