熱心なファンの間で長年議論の的となってきたのが、「七五三掛龍也さんは大学を無事に卒業したのか、それとも中退したのか」という疑問です。この疑問を紐解く鍵は、彼が大学3年から4年に差し掛かる2016年から2018年にかけての活動密度にあります。
公式のファンクラブ会報や雑誌のパーソナルインタビューにおいて、他の一部タレントのように「大学を卒業しました」という公式の節目報告が大々的になされなかったことが、中退説が生まれた最大の要因です。しかし、そこには当時のジャニーズJr.を取り巻く熾烈な環境変化が直撃していました。当時のTravis Japanは、堂本光一さん主演の過酷な舞台『Endless SHOCK』への出演、劇団四季出身の振付師らによるハイレベルなダンスレッスンの連日化、そして2017年秋のメンバー再編(松田元太さん・松倉海斗さんの加入)など、グループの存亡と飛躍をかけた極めてシビアな局面に立たされていました。
関係者の証言や当時のタイムスケジュールを照らし合わせると、年間数百公演に及ぶステージリハーサルと地方公演が重なり、学年進行に必要な必修単位や実習の履修が物理的に極めて困難な状況に追い込まれていたことが窺えます。単位を修得しきって公表を控えた可能性を残しつつも、エンターテインメントの現場取材を重ねる編集部の分析では、活動への完全専念を決断して学業に一定の区切りをつけた「前向きな選択(事実上の中退または早期修了)」であった見方が極めて自然です。いずれにせよ、彼が選んだのは「中途半端な両立」ではなく、背水の陣でステージに命を懸ける道でした。