近年の空前の町中華ブームも、この名店への注目度をさらに押し上げる要因となった。特にテレビ番組での紹介は決定的な影響を与えた。BS-TBSで放送中の人気番組『町中華で飲ろうぜ』では、タレントの玉袋筋太郎が店を訪れ、黒ホッピーを傾けながら名物料理に舌鼓を打つ姿が放映され、大反響を呼んだ。
さらに、ドラマ『孤独のグルメ』などを皮切りに広がった「一人で味わい深い大衆食堂をめぐるカルチャー」の波も重なり、若い世代や外国人観光客の姿も目立つようになった。瓶ビールを片手に餃子をつまみ、シメに炒飯を楽しむというスタイルは、いまや世代を超えた大人の贅沢として定着している。
メディア露出が増えても、店側の飾らない接客と温かい雰囲気は昔のままだ。テレビで見た憧れの空間で、変わらぬ手作りの味を楽しめることが、多くのファンを魅了し続ける要因だ。