清水東高校の歴史を語る上で、絶対にはずせない存在がいる。後に日本代表やJリーグで一世を風靡したスタープレイヤーたちだ。
長谷川健太・大榎克己・堀池巧が描いた奇跡
1980年代前半、清水東の黄金期を牽引したのが「清水三羽ガラス」と称された長谷川健太、大榎克己、堀池巧の3氏である。清水市立第三中学校時代から共にプレイしていた彼らは、清水東高校へ揃って進学。異次元のコンビネーションで全国を席巻した。
圧倒的なスピードと得点力を持つFW長谷川。卓越したパスセンスと戦術眼で中盤を支配するMF大榎。鉄壁の守備と果敢なオーバーラップを見せるDF堀池。3人は後に早稲田大学や筑波大学を経て、日本代表としてドーハの悲劇を経験し、清水エスパルスの創設期を支える中心選手となった。
武田修宏、市川大祐、高原直泰へと続くストライカーの系譜
三羽ガラスの直後に入学したのが、稀代のゴールハンター・武田修宏である。武田は1年生時から強烈なインパクを残し、1984年のインターハイ優勝に大きく貢献。高校サッカー界のスーパーアイドルとして一時代を築いた。
さらに時代が下ると、日本代表の最年少出場記録を打ち立てた市川大祐や、日韓ワールドカップで活躍し世界を渡り歩いたストライカー・高原直泰ら、日本のトップに君臨する偉大な才能がこのグラウンドから羽ばたいていった。