萩本欽一のライフワークとして欠かせないのが、1979年にスタートした日本テレビ系の特別番組『欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞』です。一般参加者が手作りのアイデアと演技を競い合うこの番組で、萩本は40年以上にわたり温かくも厳しい視線で出場者を励まし続けてきました。
2002年の第65回大会からは、香取慎吾が共同司会として参加。当初は萩本が「自分の後継者」として指名した経緯がありましたが、回を重ねるごとに親子以上、師弟以上の深い信頼関係が育まれました。過去の放送では、萩本が番組内で突如「今回で引退する」と発言して周囲を驚かせた局面もありましたが、香取の熱い引き止めや視聴者からの熱望を受け、その絆によって番組は継続されてきました。
ステージ上での二人の呼吸は絶妙であり、萩本の予測不能なアドリブを香取が見事に受け止め、現代的な笑いへと昇華させています。世代を超えたパートナーシップの成功例として、放送界でも極めて稀有な関係性といえます。