骨格のしっかりとした武者返しは、温度帯や割り方を変えることで多彩な表情を楽しめるのが大きな醍醐味です。
米のふくよかな香りと甘みを最も堪能できるのが「お湯割り」です。焼酎とお湯を「6:4」または「5:5」の比率で合わせると、立ち上る湯気とともに香ばしい米の風味が花開き、口当たりが一段とまろやかになります。肌寒い季節の晩酌には格別の相性です。
一方、キレのあるシャープな味わいを楽しみたいなら「ロック」がおすすめです。大ぶりの氷に注ぐことで最初は引き締まった冷涼感を、氷がゆっくり溶けるにつれて濃厚な米のコクがじんわりと解き放たれるグラデーションを堪能できます。43度原酒であれば、炭酸水で割るハイボールや、数日前に水と合わせて馴染ませておく「前割り」を燗につける飲み方も通の間で親しまれています。