検索エンジンやSNSで「命の母」を調べると、サジェストに浮上する「太る」「不正出血」というキーワード。購入をためらう最大の要因ともいえるこの2つの噂について、成分特性と生体反応から真相を紐解きます。
まず「太る」という噂について、小林製薬の添付文書や配合生薬を確認しても、体重増加そのものを引き起こす直接的な成分は含まれていません。しかし、自律神経の乱れや更年期特有の抑うつ感、胃腸の不快感が改善されることで、「食欲が正常に戻って食事量が増えた」「血行が良くなり一時的にむくみを感じた」という変化を経験する女性が少なくありません。つまり、薬の作用で脂肪が増えるのではなく、体調回復に伴う摂取カロリーの増加が体重変化の主たる要因です。
一方の「不正出血」や「生理不順」については、配合されている生薬の「駆瘀血(くおけつ)作用」が深く関係しています。当帰(トウキ)や牡丹皮(ボタンピ)、川芎(センキュウ)といった血行を強力に促す生薬が骨盤内のうっ血を改善する過程で、一時的に月経周期が早まったり、少量の出血が見られたりするケースが存在します。数日で治まる軽微なものであれば体質に順応する過程の反応とも考えられますが、出血が長引く場合や強い下腹部痛を伴う場合は、子宮筋腫や子宮内膜症など別の疾患が隠れているリスクもあるため、直ちに服用を中止して婦人科を受診してください。