全社統一のルールが存在する一方で、社員が直面する日常業務の風景は配属先によって大きく二極化しています。
楽天市場の出店コンサルタントや国内法人営業などの部署では、クライアントが日本の中小企業や店舗オーナーであるため、日中の実務の9割以上は日本語で行われます。しかし、社内申請の承認フローや全社発信のメール、役員向けプレゼンテーション資料は英語で作成しなければならず、「普段使わないのに社内手続きのためだけに英語を使う」という独特の負荷が生じています。
一方、外国人メンバーが多数を占めるグローバル部門やプロジェクト推進部では、日常会話から意思決定まで英語が飛び交います。ここで頻発するのが「TOEIC800点を取得して入社したが、実際のディスカッションやスピード感のある会議についていけない」という挫折です。テストの点数と実践的なスピーキング・リスニング力のギャップに苦しみ、メンタル面で消耗して退職に至る社員も少なくありません。