彼の成功を語る上で欠かせないのが、自ら立ち上げたプロダクションの存在だ。初期に設立した日本動画では、画一的だった作品にドキュメンタリータッチのリアリティを持ち込み、一気に市場の注目を集めた。被写体の感情をむき出しにする演出は、当時の視聴者に強烈なインパクトを与えた。
その後、伝説のメーカーとなるダイヤモンド映像を設立。全国規模の直営ショップ網を展開し、莫大な流通インフラを自前で構築してみせた。プライベートジェットを購入し、海外撮影を敢行する破格のスケール感。単なる映像制作業界の一業者にとどまらず、マーケティングの天才としてビジネス構造そのものを塗り替えたのだ。