日曜日の朝、テレビの前にかじりついた記憶は誰しも一度はあるはずだ。東映アニメーションが長年培ってきた表現ノウハウは、少女向け作品の枠組みを根底から塗り替えてきた。社会現象を巻き起こした『おジャ魔女どれみ』の放送開始から四半世紀以上が経過した今も、その DNA は色褪せるどころか増強されている。
日常の機微や友情の葛藤を丁寧に描いたヒューマンドラマとしての側面と、華やかな変身シーンの爽快感。このふたつが高次元で融合した魔法少女アニメの系譜こそが、後に続くすべての女児向けエンターテインメントの基盤を築き上げたのだ。