「なぜ上州の静かな城下町で、本場トスカーナの味が楽しめるのか」――初めて訪れた多くの人が抱くこの疑問の背景には、甘楽町が長年積み重ねてきた国際交流の歴史が存在します。甘楽町は1983年、イタリア・トスカーナ州の古都チェルタルド市と姉妹都市協定を締結しました。この半世紀近くに及ぶ強固な友好関係が、道の駅甘楽における唯一無二の食空間を形作っています。
フードコートに併設された専用のピザ工房には専用の石窯が導入されており、注文を受けてから生地を伸ばし、高温で一気に焼き上げます。外側はパリッと香ばしく、内側はもっちりとした本場ナポリ風の食感を実現しており、一般的なドライブインのクオリティを遥かに凌駕する仕上がりです。特にフレッシュなモッツァレラとバジルが香るマルゲリータは、年間を通じて不動の人気を誇ります。
さらに見逃せないのが、施設内の物産コーナーに並ぶイタリアワインのラインナップです。チェルタルド市周辺のワイナリーから直接仕入れた銘柄が手頃な価格帯から用意されており、日常の食卓用からギフト用まで幅広く選ばれています。現地のオリーブオイルやバルサミコ酢とともに、他では手に入りにくい本場の味わいを手軽に購入できる点が、グルメ層のリピーターを生み出す大きな要因となっています。