ホテルの閉館後、最も関心を集めているのが甲府ワシントンホテルプラザ跡地の現在と、甲府市中心部の再開発をめぐる動きです。
閉館後、建物は関係各所による整理や解体・利活用計画の策定プロセスへと移りました。甲府市中央地区は、かつて山交百貨店やパセオなどの商業施設で賑わったエリアですが、商業機能の郊外移転や甲府駅直結エリアへの集約が進み、中心街の空洞化対策が長年の重要課題となっています。甲府市が推進する中心市街地活性化基本計画において、中央エリアの跡地利活用は、新たな居住機能(分譲マンション等)の導入や地域密着型コミュニティ拠点の創出など、多角的な視点から再整備が進められています。
同時に、甲府駅周辺のビジネスホテル市場は大きな変革期を迎えています。「ドーミーイン甲府」「天然温泉 勝運の湯 ドーミーイン甲府丸の内」や、駅至近の「城のホテル 甲府」「東横イン甲府駅南口2」など、大浴場や最新設備を備えた駅前立地のホテルが宿泊需要の受け皿となっています。将来的なリニア中央新幹線「山梨県駅」の開業を見据え、甲府市内のホテル業界は駅前集中型と観光拠点型へと明確に再編されつつあります。