この拠点の最大の革新は、「A-PIT AUTOBACS SHINONOME」として生まれ変わった際に導入されたライフスタイル提案型の空間設計にある。カルチュア・コンビニエンス・クラブ(TSUTAYA)との強力なタッグにより、館内には膨大な数の自動車専門書やライフスタイル誌、旅やアウトドアに関する書籍が美しくレイアウトされている。書棚の合間に配置されたスターバックスコーヒージャパンのカフェスペースでは、お気に入りの一杯を片手にページをめくる贅沢なひとときが広がる。
作業ピットを見渡せるカフェカウンターに座れば、ガラス越しに愛車が丁寧に整備されていく様子を眺めながら過ごすことができる。愛車がリフトアップされ、熟練のメカニックによって新しいパーツが組み込まれていくプロセスそのものが、一つのエンターテインメントへと昇華されているのだ。待ち時間は「消費する退屈な時間」から、「知的好奇心を満たす豊かな時間」へと劇的に変わった。