1960年代、デトロイトから世界を席巻した伝説のレコードレーベルモータウンは、ブラックミュージックをメインストリームの文化へと押し上げる決定的な役割を果たした。洗練されたコーラスワークとキャッチーなメロディは、世界中のリスナーを虜にした。映画『ドリームガールズ』でも描かれたあのきらびやかなショービジネスの裏側には、人種隔離の壁を音楽の力で破ろうとしたアーティストたちの熾烈な戦いがあった。
1980年代から90年代にかけて、ストリートから隆盛したヒップホップのビートメイク手法が融合したことで、音楽史は大きな転換期を迎える。重厚なドラムパターンとボーカルのメロウなメロディが織りなすスタイルはコンテンポラリーR&Bと呼ばれ、現代の主要なヒットチャートの基礎を築き上げた。