中央のトップ騎手たちの実力は、JRAの競馬場内だけで完結するものではない。地方競馬全国協会が統括するダートグレード競走への遠征は、騎手の総合力を測る重要な試金石となっている。
大井、川崎、園田といった地方特有の深い砂やタイトなコーナーワークは、中央の芝コースとは全く異なる技術を要求する。ルメールや川田をはじめとするトップランカーが地方のナイター競馬で重賞を制覇するたび、その評価は盤石なものとなっていく。
中央・地方の垣根を越えた遠征での経験は、再びJRAの舞台に戻った際のダート戦での勝負強さとなって還元される。平日の地方交流戦での騎乗ぶりをチェックすることは、週末の中央競馬を予想する上でも欠かせない視点だ。