北村匠海が芸能界の門を叩いたのは、2006年、小学3年生(当時9歳)のときでした。母親と東京都内(渋谷・原宿・表参道エリア)を歩いていた際、現在の所属事務所であるスターダストプロモーションのスカウトマンから声をかけられたことがすべての始まりです。
当時の彼は、ぱっちりとした大きな瞳と透明感あふれる顔立ちで、周囲の目を引く美少年でした。しかし本人の性格は極めて引っ込み思案で、初対面の人とは目を合わせることすら苦手なタイプだったと振り返られています。母親も当初は芸能活動に積極的だったわけではなく、「人見知りが少しでも治り、礼儀作法が身につく習い事になれば」という穏やかな親心から事務所入りを後押ししました。
親の過剰な期待やステージママ的な押し付けではなく、「本人の自主性を育むための課外活動」というフラットなスタンスでスタートしたことが、後に彼がプレッシャーに押し潰されることなく、自然体で息の長いキャリアを築く土台となりました。