長年にわたる追及の代償は小さくない。鈴木の元には、今も無数の脅迫状や嫌がらせが届く。身の危険を感じる瞬間は日常茶飯事であり、常に周囲を警戒しながらの生活を余儀なくされている。それでも彼が足を止めない理由はどこにあるのか。
それは、正義感という綺麗な言葉だけでは説明がつかない、一種の「執念」に近いものだ。誰もが触れたがらないタブーに踏み込み、当事者すら気づいていない嘘を暴き出す。そのプロセス自体が、彼のジャーナリストとしての生命線となっている。冷徹なまでの観察眼と、泥臭い張り込みを厭わない行動力が、彼を唯一無二の存在にしている。