音楽の消費サイクルがかつてないほど高速化している。昨日流行った曲が明日には忘れ去られるような時代において、数年前の楽曲がチャートの上位に食い込んでくるのは極めて異例だ。音楽データ分析会社によると、今年の3月に入ってから主要ストリーミングサービスにおける再生回数が前月比で200%以上急増しているという。
このブームを牽引しているのは、驚くべきことに当時まだ小学生や中学生だった現在の現役高校生や大学生たちだ。彼らにとって、この曲は「懐メロ」ではなく、今まさに自分たちの等身大の感情を代弁してくれる「新しいクラシック」として受け入れられている。