日本の多くの自動車学校で採用されているのは、主に「OD式安全性テスト」や「警察庁方式K-type」と呼ばれる適性検査だ。これらは数十年前に開発されたシステムがベースになっている。マークシート形式で、同じような質問が何度も繰り返される。受検者の「嘘」を見破り、一貫性を測るためだ。
しかし、この手法自体が現代の若者の感覚と乖離している。スマートフォンの操作に慣れ、タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する世代にとって、意図の見え透いた質問に何度も答えさせられること自体がストレスだ。さらに、その分析アルゴリズムが昭和の交通環境を前提に作られているため、現代の感覚では「偏った診断」に見えてしまうのだ。