このセリフが飛び出したシチュエーションは、刃牙シリーズの原点ともいえる「幼年編」の終盤です。当時13歳の範馬刃牙は、自衛隊最強の隠密部隊を率いるガイア一派との命がけの死闘を控えていました。
決戦を直前に控えた刃牙は、街中のビルや高架などの高所から平然と飛び降り、アスファルトの上を凄まじいスピードで疾走するという、常人であれば即死レベルの過酷なウォームアップを行っていました。その様子を偶然見かけたのが、道端にいた不良たちです。
人間離れした跳躍と落下の衝撃を平然と受け流して走り去る少年の姿に、普段は粋がっている不良少年たちも完全にドン引き。「おいおい 死ぬわ あいつ」と呟くのが精一杯でした。「超人的な強者と、それを理解できない一般人の温度差」を描かせたら右に出る者がいない板垣恵介氏の演出力が光る屈指の名シーンです。