西口の地下ロータリーを抜け、超高層ビル群の足元へと潜り込むと、そこにはビジネス街ならではのストイックな食文化が広がる。「あるでん亭 新宿センタービル店」は、まさにその象徴的存在だ。
店名が示す通り、麺の茹で加減へのこだわりは並々ならぬものがある。航空会社のクルーが通い詰めたという逸話を持つこの店では、カルボナーラに生クリームをほとんど使わず、卵とベーコンの力強さで勝負する本場仕込みのスタイルを頑なに貫く。新宿野村ビルなどの近隣オフィスワーカーたちが、昼休みになると吸い込まれるように列を作るのも納得のクオリティだ。
西口地下道は直射日光や雨を避けて移動できる利点があるものの、ビルごとの地下連絡通路は初見では見落としやすい。目印となるモニュメントや案内板を見極めるのが、スムーズに入店するためのコツだ。