海外では女性が国家トップに立つことはすでに特別な現象ではない。先述したサナ・マリン氏をはじめ、欧州やニュージーランドなどで誕生したリーダーたちは、従来の政治手法に捉われない危機管理や社会改革で実績を挙げてきた。こうした動きは、日本の政治・行政のあり方にも大きな問いを投げかけている。
近年、Netflixをはじめとする配信サービスで人気を集める政治ドキュメンタリー作品は、女性指導者たちの直面する壁や決断の裏側を克明に描写し、日本の視聴者の間でも深い共感を呼んでいる。事実を多角的に捉える本格的な報道ジャーナリズムの視点は、日本政治の古くからの慣習や意識の遅れを可視化し、世論の意識変革を力強く後押ししている。