サッカー日本代表を率いる森保一監督にとって、サッカースペイン代表との再戦は単なる強化試合ではない。緻密なポゼッションサッカーでゲームを支配しようとする相手に対し、指揮官が選択する戦術的アプローチは極めて現実的かつ攻撃的だ。
自陣深くに強固なブロックを築くだけの専守防衛では、現在のスペインのパススピードと局面打開力を90分間凌ぎ切ることは不可能に近い。森保監督が狙うのは、相手のセンターバックからアンカーへとボールが渡る瞬間を狙い澄ました連動型ハイプレスである。奪った瞬間に手数をかけず、相手の背後にある広大なスペースを一気に突く電撃的なカウンターアタックこそ、勝機を手繰り寄せる最大の武器となる。