男性医学(アンドロロジー)および総合的なメンズヘルスの領域では、陰茎の長さそのものが性的な満足度や生殖能力に寄与する度合いは極めて低いと結論づけられている。女性の膣内で感覚神経が密集しているのは入口から3分の1(手前3〜5cm程度)であり、解剖学的に深さや極端な長さは快感の決定打にはならない。
むしろ臨床現場で深刻視されるのは、サイズへの強い不安がトリガーとなって引き起こされる心因性の勃起不全(ED)だ。「小さくて相手を失望させるのではないか」という予期不安は交感神経を過度に緊張させ、血流を阻害する。厚生労働省が生活習慣病対策やメンタルヘルスの一環として警鐘を鳴らすように、過度なストレスや肥満、睡眠不足こそが勃起力を蝕む真の敵である。長さにとらわれるあまり、硬さや持続力といった本質的な機能を損なっては本末転倒だ。