「真面目でシャイ」と一括りに語られがちな日本人の性格ですが、歴史的背景や気候風土により、地域ごとに極めて際立った「県民性」が存在します。社会調査データや各地の気質研究を比較すると、日本人の性格は決して単一ではないことが分かります。
【首都圏・関東地方(東京・神奈川など)】
合理的で洗練されている一方、プライベートの不可侵性を最も重視します。人との距離感を保ち、干渉を避ける傾向が強いため、地方出身者や外国人からは最も「ドライで冷たい」と受け止められやすい特徴を持ちます。
【関西地方(大阪・京都・兵庫など)】
商人文化に根ざした合理性とコミュニケーションの積極性が特徴です。本音をオブラートに包む東京に対し、ユーモアを交えて相手との距離を一気に縮める社交性があります。ただし、京都に代表されるように、格式と洗練された婉曲表現を重んじる多層的なコミュニケーション構造も併せ持ちます。
【東北・北陸・日本海側】
厳しい冬の気候を乗り越える歴史から、忍耐強さ、誠実さ、規律正しさが突出しています。初対面の相手には非常に慎重でシャイですが、一度信頼関係を結んだ「身内」に対しては極めて手厚い情義を示します。
【九州・沖縄地方】
外海に開かれた交易の歴史や温暖な気候から、情に厚く開放的で、他者を受け入れる心理的ハードルが低い傾向にあります。集団の規律よりも人間味ある結びつきを重視するラテン的な大らかさが根付いています。