近年、若者や海外からのファンが恐山を訪れるきっかけとして目立つのが、サブカルチャーやドキュメンタリー番組の影響だ。中でも名作漫画・アニメ『SHAMAN KING 恐山ル・ヴォワール』は、物語の重要な舞台として恐山を描き、作品の世界観に魅了された人々が聖地巡礼としてこの地を訪れる現象を生んだ。切なく美しいストーリーと実際の霊場の雰囲気が重なり合い、作品ファンにとって忘れがたい特別な場所となっている。
さらに、NHKオンデマンドなどで配信されているドキュメンタリー番組を通じて、恐山の日常やイタコの真実、参拝者の人間模様に感銘を受ける人も多い。映像を通して霊場の厳かな佇まいを知り、「一生に一度は自分の目で見てみたい」と現地へ足を運ぶケースが増加しており、伝統的な信仰の場が現代のメディアを介して新たな世代へと継承されている。