検索エンジンで大学名を打ち込むと表示される「やばい」という関連ワード。受験生や保護者が不安を抱くこのキーワードの背景を検証すると、2つの異なる文脈が存在することが分かります。
第1の文脈は、「身体能力と練習強度が常軌を逸して高い(=凄すぎてやばい)」という驚愕の意味です。学内を歩けば全国トップクラスのアスリートや日本代表候補が日常的にトレーニングに励んでおり、一般の大学生活とは一線を画す圧倒的なエネルギーに圧倒される来訪者が少なくありません。
第2の文脈は、「昭和・平成期の体育会系特有の規律や上下関係の厳しさ」に対する懸念です。かつてメディア等で誇張されたり過去に問題視された上下関係のイメージが、ネット掲示板やSNSで独り歩きしている側面があります。しかし、大学側の公式コンプライアンス方針や現役生の声を取材すると、近年の日体大はパワハラ・ハラスメント防止策を極めて厳格に運用しており、科学的根拠に基づかない理不尽な指導は徹底して排除されています。
その規律とチームワークの象徴として世界中から称賛されているのが、伝統の「集団行動」です。一糸乱れぬ足並みで交差歩行を繰り返すパフォーマンスは、単なる根性論ではなく、他者への配慮、空間認識力、極度の集中力を養う教育プログラムとして体系化されており、現在も日体大のアイデンティティとして高く評価されています。