会場には、全日本剣道選手権を前人未到の記録で制した伝説の剣士、宮崎正裕氏の姿もあった。眼下で繰り広げられる熱戦を温かい眼差しで見つめていた同氏は、現代の少年剣道のレベルの高さに深い感銘を受けていた。「技のスピードや足さばきの鋭さは、私たちの時代以上に進化している」と評価する。
宮崎正裕氏はさらに続ける。「勝ち負けも大切だが、この大舞台で学んだ礼節や相手を敬う心をこれからの人生に生かしてほしい。剣道の道は一生続くものだ」。伝説の剣士から送られた温かくも重みのある言葉は、未来の剣道界を担う子どもたちの心に深く刻まれたはずだ。